あらすじ

大学受験を目指す高校三年生小林大悟と同じく二年生の明日葉晶子、二人は新宿界隈では知る人ぞ知るやり手ブローカである通称「新宿のママ」の下で事件屋稼業の片棒を担ぐ日々を送っていた。  小柄なその風貌を生かしてミエルと名乗る男の娘を演じて潜入調査を得意とする大悟とスタンガンを手にする武闘派女子高生の晶子、さてさて今回はどんな事件に巻き込まれるのか、男の娘探偵ミエルの冒険シリーズ第二弾、作者渾身の長編です。  江戸の昔から「忌み地」と囁かれてきた某所に大規模再開発の計画が持ち上がった。金の匂いに目ざといママはすぐさまミエルと晶子に現地調査を命じる。学校帰りのフリをして出向く二人だったが目当ての物件は既に怪しい連中に占有されていた。どうやら彼の地は最近頭角を現してきた不動産デベロッパーを名乗る地上げ屋の手中となっていたのだった。  歌舞伎町のデーモンと呼ばれる男、大門啓介が率いるダイモンエステート、それが件の地上げ屋の正体だった。自らも彼の地の出である大門啓介は再開発に乗じて自社ビルの建設を目論んでいた。しかしその手法はターゲットを闇カジノに誘いこんで負債を負わせて土地を巻き上げるというまさに悪行そのものだった。  ミエルのもうひとつの顔、それはコスプレパブのコンパニオン、ある夜、ミエルはイベントと称する怪しげなショーを目にする。緊縛師を名乗る青年、高英夫とパートナーの亜梨砂が演じるのはSMまがいの緊縛ショーだった。一見すると成功裏に終わったステージだったが納得がいかない高英夫は亜梨砂をしばし休ませる。  ところがその隙に亜梨砂は非常階段から身を投げてしまう。彼女と内縁関係にあった高英夫は東新宿署の相庵警部による事情聴取とともに彼女の両親もまた自死していることを知らされる。原因はダイモングプープによる厳しい追い込みだった。パートナーの敵討ちだ、高英夫は大門啓介に一矢報いる決意をするのだった。  同じころ、新宿のママの下にアポなしの客が訪れる。部下と護衛を連れてやって来たのは彼の地の再開発を仕切る幹事会社である伊集院グループの会長、伊集院祥一だった。ダイモングループの裏と政治家との癒着を察知した彼はママに内偵を依頼する。  さあ、潜入調査ならばミエルの出番だ。しかし今回の潜入先は闇カジノ、危険が伴う上にミエルも晶子もいささか幼過ぎる。どうしたものかと思案するママだったか、タイミングよく高英夫が顔を見せる。実はママと彼とは旧知の間柄だった。 「ミエルを貸して欲しい」  そう申し出る高英夫だったがママは彼による過去の不義理を盾にしてミエルをカジノに潜入させんと、彼の依頼に相乗りする。  こうしてついにミエルは高英夫とともにダイモングループが密かに運営する闇カジノに潜入することに成功する。しかし今回のミエルが扮するのはメイドではなくバニーガール、それも緊縛ショーでの責められ役だった。  果たしてミエルは悪徳地上げ屋大門啓介の裏の顔を暴くことができるのか。裏社会の陰謀渦巻く、ちょっとエッチな潜入アクション、今回もミエルと晶子の冒険をお楽しみください。 ※本作はフィクションです。作中に登場する地名、その他の固有名詞はあくまでも創作ですことあらかじめご了解ください。  本作では前作に登場のキャラたちもゲスト出演します。本作のみでもお楽しみいただけますが、前作をお読みになるとより一層面白さが増すと思います。未読の方は是非とも前作もお読みください。 メイド・イン・ドラッグ ~ 男の娘探偵ミエルの潜入大作戦! https://kakuyomu.jp/works/16816700429431151516  前作と本作とのつなぎのストーリーである短編も用意しています。併せていかがですか? エレクトリック・シープ・スキン ~ 明日葉晶子の勝負服 https://kakuyomu.jp/works/16817139556837952052

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カクヨム2024/01/07
  • 現在の作品エスケープ・フロム・デーモンタワー ~ ミエルと晶子の救出、脱出、危機一発!