あらすじ

※公募用のあらすじの為、結末まで書かれています。純粋に物語を楽しみたい方は、こちらを読まずに本文を読んで頂けたらと思います。 冬の帳村と呼ばれる小さな村で生きる十七歳の少女、新奈は、物心付いた時から孤独な日々を過ごしていた。新奈以外の、その村で生きる人たちは、雪が降ると当日の記憶を無くしてしまうからだった。自分と話したことも、一緒に過ごした時間も、雪が降ると全て忘れられる。そんな孤独な日々を過ごす内に、新奈はそこにあるはずのない白い部屋をみるようになる。  村の中には、この世に生まれてきたことすら親に忘れられてしまった子供達が集められている、妖精たちの庭と呼ばれる児童養護施設があり、新奈は物心付いた頃からその施設で暮らしていた。ある日、同じ施設で暮らす新奈の彼女である沙羅、そして友人である湊と共に、施設に対して違和感を抱く。やがて三人は施設から逃げ出す計画を企てるが、新奈と湊は実の兄弟だと分かったあとに、その思惑を施設の館長である三島に悟られてしまう。  沙羅は三島に精神病棟へと送られ、二人は施設から逃げ出し助けにいく。だが、新奈と湊はそこで実の父親に出会い、この村で起きている出来事の全ての元凶を知っていると聞かされる。  そして、この村で生きる人たちが記憶を失う原因が雪忘花であること、それが別の世界からきたものだということを知り、更には何度もみてきた白い部屋が、その世界のものだと分かる。新奈達は、雪忘花を一つ残らず焼き払うことを決意する。だが三島がそれを許さなかった。妖精たちの庭は巨大製薬会社の実験場だと判明し、三島と相対した結果、沙羅は猟銃で撃たれ、新奈自身も銃口を向けられる。死を覚悟した新奈だったが、別の次元の世界で生きる自分に救われる。雪忘花は消え去り、新奈は沙羅と共に村を出て、新たな人生を歩み始める。

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カクヨム
カクヨム2024/02/23
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