あらすじ
主人公、斉木アラタはブラック企業で社畜人生を送っていた。
しかしある日、目を開けると悪役貴族ヴィル・ファンダイクに転生していた。
彼が転生していたのはマルチエンディングRPG『ブレイブヴァンダルクエスト』、通称ブレヴァンのボスだった。
序盤で勇者パーティーに妹が選ばれ、その妹と勇者に悪事を働いた報いとして殺される。
そんな長くは生きられない運命を持ったキャラに生まれ変わってしまった。
しかもヴァン討伐クエストは妹と勇者が結ばれるラブコメ展開のフラグでしかない。
言うなれば、ただの噛ませ犬。
メインストーリーとはほとんど関係のない雑魚ボスがこのヴィル・ファンダイクという男なのだ。
何でこんな奴に転生した? 俺、日本でなんか悪いことでもしましたかね?
ってかどっちにしろ何もせずに倒されるのは気に食わない。
全力であがいてやるよ。
「まずは妹を返してもらおうか」
殺されるまであと7年。27才。日本にいた時と同じ年のときに殺される。
それまでに殺される運命を変える。
妹は、勇者の夜伽を断ったことにして追放させた。
部下たちへのパワハラをやめ、職場環境をホワイト企業並みに改善させた。
全ては俺次第で決まってしまう。だからこそ責任をもって部下も妹も守っていかなければ。
ついでに妹から聞いた勇者の悪評を垂れ流してあいつらの評価を下げとくか。
主人公の暗躍によってファンダイク軍は国王軍にも引けを取らないほど成長した。
そして7年後、ヴィルの前に勇者が現れる。
果たしてヴィルは勇者を打ち倒し、運命を変えることはできるのだろうか?
妹溺愛系悪役貴族が贈る暗躍ざまぁファンタジーが始まる。