あらすじ
この国には、人口以上のアンドロイドが存在する――。
極端に少子高齢化が進行した社会。未来を担う子どもは激減し、高齢者を支える若者は大きな負担を強いられ、国民の生活は悪くなる一方だった。
この深刻な事態を打開するべく、政府は「介護・育児アンドロイド」の研究開発に多額の資金を投じた。その結果、高性能の人工知能を搭載したアンドロイドが世に普及した。子どもも大人も、高齢者も安心して暮らせるようになり、社会の悪循環に歯止めがかかった。
アンドロイドの開発はさらに進み、ついには「人間並みの心を持つアンドロイド」が誕生する。そして、「心」を得たアンドロイドは人々の生活をより豊かにさせたのだった。
そんなアンドロイドの登場から長い年月が過ぎた頃、女と男のアンドロイドは、彼らの持つ「悩み」について語り合う……。
※「第3回 星新一賞」への応募作品を改稿したものとなります。結果は(お察し)。