あらすじ

飛鳥の家は古い温泉宿である。その宿の一角には、白狐を奉っている祠がある。 飛鳥は、子供の頃から、他の人には見ることができない白狐のハクアと共に、過ごしてきた。 雨模様が続くある夏 、飛鳥の家に従兄の泳魚がやってくる。その従兄もまた、ハクアの姿を見ることができた。 飛鳥と泳魚は短い夏の日を過ごす。 龍が住むと伝えられる滝を見に行ったり、神社で行われる祭りへ行ったり、蛍を見に行ったり、本来ならば、何の変哲もない日常の出来事のはずであった。 湿った空気の匂いが漂う夏の盆。夢と現の挟間にある時期。その日常の風景は、非日常の一雫に揺らいでいた。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2011/02/17
  • 現在の作品魚は夢現を飛び、鳥は現界の夢に泳ぐ。