あらすじ
ある日、雑魚モンスターであるゴブリンしか召喚出来ない召喚士のルイド・アッカーサーは、所属しているパーティーである『永劫の剣』から、お荷物だとして追放されてしまう。
どうにかして生活費を稼ごうと考えたルイドは、近くのダンジョンに入ったのだが、戦闘をしている際に転移型トラップを踏んでしまい、ルイドは未到達の階層まで飛ばされてしまった。
とんでもなく強いモンスターに殺されそうになりながらも、ゴブリン達と共に何とかそのモンスターを倒した……が、辺りには戦闘音に釣られてやってきた大量のモンスターがおり、ルイドは死を覚悟した。
だがその時、モンスターを倒した事でレベルが大幅に上がり、新スキルを獲得したという声が聞こえ、急いで確認すると、どうやら召喚士を召喚出来るらしい。
何を言っているのかよく分からないこのスキルに一か八かを賭けてルイドはそのスキルを発動したのだが、それで丁度ルイドのMPは尽きてしまい、気絶してしまう。
そして目を覚ますと、後頭部にもちもちとした感覚があり、あっ、これ死んだんだなとルイドは思ったが……
「お目覚めになられましたか?」
という言葉が頭上から聞こえ、ルイドは思わず飛び起きる。
振り向くとそこには、絶世の超絶美女が正座して、上目遣いでルイドの事を見つめていたのだ。
誰なのかとルイドは質問すると、彼女は自身の事をエリシアと名乗った。
次に自分を囲んでいたあのモンスター達はどうなったのかと尋ねると、暗闇の奥から一体の大きなモンスター、キマイラが現れた。
そして何とそのキマイラはエリシアが召喚したモンスターらしい。
つまり、自分を囲っていたあのモンスター達は、このキマイラが倒してくれたという訳だ。
ルイドは、エリシアとキマイラにお礼を言い、この二人と一匹でダンジョンから脱出する事を決める。
そして約一ヶ月後、ダンジョンで沢山の経験を積みながら何とか脱出したルイドは知らなかった。
自分が、最強の冒険者になっていた事に。