あらすじ
眼鏡を愛するイェリナは異世界転生者だ。けれど転生した世界には、眼鏡が存在しなかった——!
イェリナの眼鏡への執着とも取れる愛は、凄い。
貧乏田舎男爵家の娘でありながら、眼鏡作成の研究のために猛勉強して王都のアカデミーへと進学することに。
眼鏡しか眼中にないイェリナは友人が1人もできない。
そんなイェリナの前に、存在しないはずの眼鏡らしきものをかけた男子学生が。イェリナは思わず追いかけ、その手を取った。
すがった相手は格上貴族の大公子息セドリック。対するイェリナは田舎の男爵令嬢。立ちはだかる身分の差。
眼鏡らしきものも、イェリナにしか見えない幻覚だった!
けれど、イェリナはなりふり構ってなどいられなかった。
眼鏡を前にして引くことなんて、できない……!
幻覚であるとはいえ、眼鏡は眼鏡。眼鏡が存在しない世界のくせに、眼鏡が似合いすぎるセドリックの圧倒的眼鏡顔(幻覚眼鏡付き)にメロメロにされてしまうイェリナ。
それに、セドリックだけが持ちうる幻覚眼鏡を前にして引けない理由はそれだけじゃない。
1週間後に開催される星祭りのダンスパートナーを決めなければ、成績優秀者であっても落第してしまう!
眼鏡欲と切実なる単位への想いが重なって、イェリナはセドリックとの距離を詰めて……いや、違う。どういうわけかセドリックがイェリナを穏やかに溺愛してきて……?
当然、周囲は身分差を理由に二人の中を裂こうとする。
金髪巻き髪ツンデレ令嬢、ちょい悪チャラ真面目系令息、高貴なる傲慢令嬢などなど……。
けれど、イェリナは眼鏡しか見ていない。セドリックにも何やら事情があるようで……?
果たしてイェリナは最後まで眼鏡への愛を貫き通すのか。それともただの人間(大公子息ですが!?)と恋に落ちるのか——。
ざまぁもない、婚約破棄もない、悪役令嬢でもない。国を救うこともできないし、聖女でもなんでもない。
そんなイェリナが持ちうるものは、ただ眼鏡を愛する熱くも逞しい魂だけ!
ちょっと風変わりな転生令嬢イェリナと、優しくも麗しい大公子息セドリックとの恋をコミカルタッチで描く王道恋愛×眼鏡×異世界転生ラブロマンス!
★カクヨムにて掲載中の
「狂おしいほど眼鏡に焦がれる転生令嬢は、大公子息の幻覚眼鏡に恋をしました」
https://kakuyomu.jp/works/16817330650086820229
を改題&改稿した作品となります。