あらすじ

第2回星新一賞落選作です。 研究に行き詰る青年の前に、未来の青年を名乗る壮年と、見知らぬ女性が現れる。壮年は、同行している望月という女性の未来を変えるために、青年に協力を仰ぐ。しかし、青年は壮年の嘘を見破っていた。青年と壮年は厳密にはよく似た平行世界の別人であり、青年の世界の過去を変えても、壮年の世界の未来は変わらないのだ。壮年は望月から研究費の援助を得るために、望月をだましていた。壮年と青年はそのことについて言い争いをしたものの、最終的にはわかり合えた。未来へ帰還した壮年は、泣き崩れる望月にかける言葉が見つからず、立ち尽くす。そのとき、予想もしていなかったことが起こる。平行世界へのタイムトラベルによる歴史の書き換えが、いくつもの世界へ連鎖していった結果、壮年の世界の過去も変わったのだ。しかし、それは世の中にとっては必ずしも幸福ではない。望月の人生が変わった影響で、世界には麻薬がはびこっていた。再び世界を変えることを壮年の助手は提案するが、壮年は世界にとっての幸福は誰にも定義できないとして、却下した。その直後、壮年の研究室を襲撃しようとする者達が現れる。今ある世界を守るため、壮年と助手は敵に立ち向かうのだった。

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小説を読もう2015/02/13
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