あらすじ

名作「まんが道」は、ここから生まれた。

昭和30年代----トキワ荘。 まんが道にすべてを賭けた青年・藤子不二雄(A)が、 生きて、描いて、愛した日々の、克明な記録(ダイアリー)。 入手困難だった伝説の名著が、20年ぶりに新装復刊!!

戦後の日本漫画史を縦断して活躍した、巨匠・藤子不二雄(A)。その代表傑作の一つで、数多くのファンから熱狂的に愛されている自伝的作品「まんが道」と、続編「愛…しりそめし頃に…」。 それらの原点(ルーツ)とも言えるユニークな名著・「トキワ荘青春日記」は、古書市場でもプレミアが付き、長らく入手困難でしたが、このたび20年ぶりに、復刊ドットコムから、新装丁による刊行が決定しました。

“漫画家の聖地"とさえ呼ばれる伝説のアパート「トキワ荘」。著者・藤子(A)が、かつてコンビを組み、親友でもあった藤子・F・不二雄をはじめ、石森(石ノ森)章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオ、鈴木伸一ほかの盟友たちと共に過ごした青春の日々を克明につづった日記を、著者自身が一冊の本にまとめたのが、この「トキワ荘青春日記」です。

これは、世によくある、偉人の回顧録ではありません。
夢多く、しかし先の見えない“漫画家"という特殊な職業を選んだ、ひとりの無名の青年が、喜びと苦しみ、孤独と不安、そして仲間たちとの温かい交流を経験しながら、大作家に成長してゆく道程を、淡々と、どこか明るいユーモアの中につづった、リアルな「まんが道」の記録です。

「年・月・日・曜日」が明記されていることと、著者独自の繊細な視点が紡ぎ出す、時代の空気感----。
日本漫画史の貴重な記録としても、その価値は、絶大かつ唯一無二のものですが、本書は、その域をはるかに超え、作者が体験した「あの日・あの時」の、時間と空間、そこにいる人々の心の機微さえも、行間から読者に感じさせるような----いわば、<日記文学>の珠玉作にまで昇華されています。

本書は、かつて光文社から1981年と1996年の二度刊行され、いずれも、「トキワ荘の仲間たち」という集団的な要素が大きくフィーチャーされた造りになっていましたが、今回は、96年版を底本にしつつ、カバーなどの装丁を一新。著者である藤子不二雄(A)先生と、その“青春"により一層近づいた、本来の形での復刊となります。

すべての漫画ファンはもちろん、昭和という時代の懐かしい空気感に興味ある方々にも、ぜひ読んでいただきたい、まさに、宝物のような一冊です!

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