あらすじ
「はぁ……今日も視聴者は0、チャンネル登録者数は3か。中々上手く行かないなぁ……」
中卒オッサン配信者であるカザマ・キョウスケは、自らの才能の無さに嘆いていた。
会社をリストラされ、仕方なくダンジョン配信者として生きて行く道を選んだはいいが、思う様に成果が実らない日々が続いている。
「このままだと、妻や子ども達に飯を食べさせてやれないなぁ」
ダンジョン探索者としての実力はある筈だが、コンセプトが悪いのか、中々チャンネル登録者数を伸ばせない。
思いきって最近人気のお嬢様配信者カリンの真似をして、主語を「わたくし」に変更。
「お優雅デスワ〜ッ!!」
オッサンが大胆にお嬢様のコスプレをしてみたはいいが、通りすがりの一見さんらしき若い女性視聴者からは「うげっ、このオッサン女装してやがるマジキショ」とか言われて逃げられてしまう始末である。
「チッ、独り身の小娘が人の気も知らないで……」
俺は、最愛の妻子らの為に、こうして身体を張って頑張ってるんだ。
そんなある日、キョウスケは、界隈でも有名な炎上配信者フェラスグシロ・リュウとのコラボ配信に絡まれ、迷惑そうにしていた少女アイサカを助けた事をきっかけに、その配信が世界中へと拡散されてしまう。
翌日にはチャンネルのアカウントが特定され、ツイッターでは自分を称賛する通知が鳴り止まない。
気が付けば、あれよあれよとうなぎ登りに人気配信者の仲間入りを果たし、やがて伝説の配信者としてその頭角を現して行く。
一方、自分の炎上配信を一方的に邪魔されたと思い込んでいるフェラスグシロ・リュウは、嫌がらせを企てるべく反社会的勢力ギルド、ブラックブラッド通称BBに相談を持ちかけていた。