あらすじ
魔が人を脅かす時代。魔を祓うことの出来る神子を生む一族は、臣民を守る為にその血脈を 「桜の宮」に住う貴族として守って来た。
そんな貴族の一人、鈴鳴東雲の正妻・桃は17歳。しかしすでに夫は2年前に故人となっていた。二人の間に子はない。
そのため、養子を迎え鈴鳴家を存続させるという決定が下される。
その養子となるのは、鈴鳴陵駕。24歳の青年だった……。
自分より歳上の養子に、上手くやって行けるのか悩む桃。
歳下の母となる桃を子どもだと思いながらも、彼女に会いに行く陵駕。
神子として生まれ、陵駕に想いを寄せる桃の双子の妹・桜。
鈴鳴家の存続を何よりも優先する貴子。
それぞれの思いが交錯する。
貴族であるがゆえに、何かを捨てながら生きなくてはならない。
その日々の中絡まる想いと事件、忍び寄る影。
その血を守る為に、全てが政略で決まる貴族の世界。
そこで紡がれる、それぞれの愛の形が向かう終着点とは……。