あらすじ
今までの「過去にメールを送る研究」が立証されようとしていた時、母の驚くような行動が…。
それはすべてへの始まりだった。息子vs母の戦い!その結末は?
■あらすじ
「くそばばぁ!」と倉本時守は叫ぶ。
文句を言うと必ず「お前がな」と冷ややかに答える母。
時守は幼い頃から無謀で無理難題を押し付けるムカつく母と仲が悪い。その母が事故で亡くなり、時守の「過去にメールを送る研究の立証実験」が失敗に終わる。
「くそばばぁ!」時守は世間から詐欺師と叩かれ、研究者として信用と職を失い、立ち直れない。さらに、大学から賠償金の請求が来て、母への怒りを募らせていく。
途方に暮れているところに、死んだ母からメールが届く。
そこには、立証実験が成功した証拠が添付されていた。さらに、指定された場所に行くと、宝箱と日記・パソコン・不動産会社の連絡先がおいてあった。
「くそばばぁ!」理解が出来ない母の行動に怒りを抑え切れない時守。
しかし、母が残したものを手掛かりに巨額の資金を入手し、過去と現在を双方向にビデオチャットが出来る「アメーバー信号体マミー」の開発ヒントを得て、母の残した要塞のような研究所に引越をし「アメーバー信号体マミー」の開発を始める。同時に「過去にメールを送る研究」の論文を発表し、大学からの要求も退くことができた。
「アメーバー信号体マミー」の開発に成功し、母の日記をもとに運用試験を始めた。
一度は、過去の母と双方向の同時ライブが出来たが、実際にはハードルが多くあり難しい事がわかる。
その後、未来の時守が改良し、過去も未来も自由に情報が交換できるようになった矢先に、息子の時士郎が未来から「母の最後の3日間」のライブ映像を送ってきた。
そこには、死ぬことがわかっていても、笑顔で時守の指示に従う、愚直な母の本性が映っていた。母の犠牲のもとに現在の結果がある事を知り、なぜ母が「お前がな」と言っていたかを理解し苦悩する。
自分が持つ親に対する甘えと必然的な関係のもとにある生起と必ず起きる結果を目の当たりにし、悩む時守は母の言葉通りに、日記の最後の走り書きを2016年の母に送れるのか?