あらすじ
人類の傲慢さが生み出した人殺しの怪物、メタリアル・ライヴズ――通称メタル。
人類の天敵となり果てた魔道具との勝ち目のない戦いの末、人類は大地を捨て空へと逃げ出した。魔術師と錬金術師が作り出した仮初の揺り籠――“浮島”へと。
それから数百年後。メタルから人類を守るための魔道式エクゾスケルトン、ノブリス・フレームを駆ることのできる“ノーブル”の血を引く少年、ムジカはとある事情から罪を犯し、故郷の浮島を追放された。
追放先の名はセイリオス――この世界の子供たちが集まり、未来のための学びを得るための“学園都市”。
恩情としてそこで『人生をやり直せ』と送られたムジカは、だがその道中でメタルに強襲され、やむなく作業用ノブリス、<サーヴァント>で出撃する。
全ては自分が生き残るために――幼いころは信じていた、“ノブリス・オブリージュ”とはかけ離れた理由で。
「――そうだ。ノブリス・オブリージュなんて……“顔も知らない誰かのために”なんて生き方、僕にはできない」
父との思い出も、かつての故郷も。ノーブルであることも捨てた少年が、それでも“戦う理由”を探す。
卑しさと、高潔さと。これはその狭間で生きる少年の、“理由”を探す物語。