あらすじ
美崎(みさき)家の七人兄弟の四男、四磨(シマ)はある日、世界に起こっている異変に気が付く。
しかし四磨は何故か、それを話すことも、表情に出すこともできない。他の兄弟たちも、いつも通りの日常を過ごしているだけに見える。
道の無い地図、繰り返しながらも変化する時間、七男の七那(ナナ)に贈られたゲームから聞こえた不気味な声――。
いつも通りの日常を過ごすことしかできない四磨は、真実を見抜き、終わりの無い世界から抜け出すことができるのか? 兄弟たちの運命は?
不気味で幸せな、七人兄弟の物語。
最低で最高のラストをお見逃しなく。
【主な登場人物】
美崎 蛍一(ケーイチ)
弟一筋で働き者の長男。
秀才だが、抜けているところもある。
お弁当のりんごがうさぎさんになっていると、嬉しい。
弟たちと遊ぶことが、何よりも好き。
美崎 二都(ニト)
世話焼きで、保育園の先生のような次男。日替わりのかわいいエプロンがチャームポイント。
兄弟たちが出掛けている間、家事に勤しむ。しかし、ちょっぴりうっかりさん。
家庭菜園のお世話をすることが、楽しみの一つ。
美崎 三夜(サヤ)
クールなバンドマン(ベーシスト)の三男。
見た目に反して面倒見が良く、末っ子の七那(ナナ)の世話をよくしている。
好きな食べ物は、二都の作るゴーヤの炒め物。しかし、他の野菜は少し苦手。
趣味はジグソーパズル。
美崎 四磨(シマ)
筋骨たくましく、快活な四男。大学二年生。
将来の夢は幼稚園の体育の先生で、日々、大学での勉強と体操部での活動、学童保育のアルバイトを頑張っている。
天然な兄弟が多い中、リーダーシップをとるのは彼である。
好きな食べ物は、全て。
美崎 健五(ケンゴ)
騒がしくおっちょこちょいな五男。
高校二年生で、弥六(ミロク)の双子の兄。
テニス部と保健委員に入り、コンビニでのアルバイトもして、高校生活を満喫している。
趣味は、自分と兄弟たちの変顔写真を撮ること。
美崎 弥六(ミロク)
ぬいぐるみづくりが得意で、ちょっぴりカオティックな六男。
高校二年生で、健五(ケンゴ)の双子の弟。
高校の手芸部では、毎日ぬいぐるみを作っている。
アルバイト先は、ケーキ屋さん。しかし、彼の味覚は決して信用してはいけない。
美崎 七那(ナナ)
あまり喋らない、ゲームと動物が好きな七男。高校一年生。
兄たちとは仲が良いが、特に三夜に懐いている。
基本的に外出したがらないが、三夜のバンドのライブには行く。
好きな食べ物は、カップ蕎麦(鴨南蛮)。野菜は嫌い。
翡翠 緑里(ひすい みどり)
七那が四磨にプレゼントしたゲーム、『キミガエラブ♡モノガタリ』に登場するキャラクター。
やさぐれた女子高生で、ゲームプレイヤーたちに付けられた渾名は『メンヘラ時代遅れヤンキー』。
何故かひとりでに動いて、ゲームの中から四磨に語りかけてくる。
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