あらすじ
将来はお菓子を作りながら静かな場所で暮らす。
少し変わった姉がいること以外はごく普通の平民───ユーリの家には、よく三人の女の子達が入り浸っていた。
三人は姉の親友であり、どうやら姉から「よろしく頼む」とお願いされているからやって来ているらしい。
とはいえ、逆に面倒を見たり振り回されたり、甘やかされたり甘えたりと、慌ただしい生活。
そんな彼女達だが、実は───
「ふっふっふ……私ね、『剣聖の再来』って呼ばれるほどアカデミーでは有名で……」
「ダウト」
「ダウト!?」
剣聖、賢者、聖女。
そのような呼び名があるほど、アカデミーだけではなく世間でも有名な女の子達だった。
しかし、ユーリは『平凡な自分より弱い』彼女達が凄い人だとは信じていなくて。
「アカデミーに入学した時のユーくんが心配だよ……」
「……絶対に貴族達に目をつけられる。それと、女」
「わ、私達が大好きなユーリくんをアカデミーで守ってあげないと……!」
自分達以上の才能を持つユーリを、貴族達に目をつけられないようアカデミーで守っていく姉の親友達。
そんな彼女達に、家でもアカデミーでも振り回されながら、ユーリの学校生活は始まっていくのであった───
「ユーくん、剣の練習しようぜー!」
「……ユーリ、この魔法見てほしい」
「ユーリくん、もしよかったら聖書のお勉強を……」
「あー、もうっ! 皆自分の家に帰れッ!!!」