あらすじ

「あいつとは、付き合ってあげてるだけだから」 それが俺の彼女──佐倉 美春の口癖だった。ダウナーで、気分屋で、それでもとても美人で人気のある少女。俺と彼女は昔からの幼馴染で、俺はずっと美春のことが好きだった。 でも美春は、平凡な俺のことなんて見てくれない。俺はずっと自分の気持ちを伝えることができず、半ば想いを諦めていた。しかし、高校に入学した直後。彼女はどうしてか、俺に言った。 「別に、付き合いたいなら、付き合ってあげてもいいわよ」 そしてそこから、地獄のような生活が始まった。 俺は彼女とろくに手を繋ぐこともできず、彼女は俺を召使のように扱った。皆の前で笑い者にし、パシリのような真似をさせ、そして決まって「あいつとは、付き合ってあげてるだけだから」と笑った。 そんな生活が半年近く続いて、とあるデートの帰り道。美春は言った。 「──飽きたから、別れようか」 それで、俺の中の何かが壊れた。まるで、長い間かかっていた魔法が解けたみたいに。 これは、1人の少女が苦しんで、後悔して、嫉妬して、泣いて謝るまでの話と謝った後の話。

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カクヨム
カクヨム2023/12/15
  • 現在の作品「付き合ってあげてる」が口癖のダウナーで上から目線の彼女に、「他に好きな人ができた」とメッセージを送ったらどうなるか検証してみた。