あらすじ

兄を内密に治療するという目的のためには、どうしても領主である父やお母様、それに兄に内緒で物事を進めなければならない。そのために必要な根回しや、準備物を用意したりしてバタバタしていたのだ。
もっとも、私の病気療養という名の引きこもり生活が長引くことを心配したお母さまが、病気を治す方法が見つかったのか聞きたがり、それを聞いたお父様がひどく狼狽してあわてたほどである。
「ソフィア、本当に大丈夫なのか?」
「はい、もうすっかりよくなりましたわ」
「だがしかし……その……領主たる私の力が及ばぬばかりに」
お父様は過労で倒れた私をずいぶんと心配しているようだ。その責任を感じているのだろう。
でも大丈夫な理由は他にあるから、今はその話は置いておこう。
「それで、その方法とは何だ? 薬を買うのか? それとも医者にかかるのか?」
「それは、できれば秘密にしてくださると幸いです」
「……それほど重要なことなのか?」
「えぇ、実は王都にいるある方の協力が得られそうですので……内密に進めるためにもお父様やお母様やお兄様のご協力が必要なのです」

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アルファポリス
アルファポリス2023/12/13
  • 現在の作品病弱な悪役令嬢に転生した私は、病気を治す方法を探すことにしました