あらすじ

「あなたがいると私に恥をかかせる! ……あなたとは婚約破棄ですわ!」

俺の婚約者であるカトレア・アンバーがそんな事を言いながら俺を突き飛ばした。

その反動で俺は階段から転がり落ちる。

「……カトレア」

「……ふんっ!」

カトレアは不敵に笑いながら俺を見下ろしていた。

……さて、婚約破棄されたわけだが。
どうやってあの女を断罪しようかとそんな事を考えていると、誰かが駆け寄ってくる足音が聞こえた。

「大丈夫っ!? ユリウス!」

そんな声とともに誰かが俺の手を取った。

それが誰かはすぐに分かったので、慌てて振り払う。

「え……?」

俺の手を掴んだのは、俺の婚約者であるカトレアの妹であるマリーナだった。

マリーナは戸惑ったような顔をしていた。

「俺に触るな」

「で、でも……」

「……お前まで俺を馬鹿にしているのか?」

俺は立ち上がるとすぐにその場から離れた。

そんな俺の背中をマリーナは悲しげな表情で見送っていたが、俺はそれを無視した。

(そういえば……アイツだけは俺の事をかばってくれたな)

そんな事を考えていると、後ろから声をかけられた。

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アルファポリス
アルファポリス2023/12/11
  • 現在の作品婚約破棄された王子様は自由を満喫することにしました