あらすじ
これは人を殺せる魔術士が教師として魔術士を生かす物語。
一万人に一人と言われる魔術士は国の基盤を動かしている。
黒魔術の発達により戦争の火蓋を切ろうとしている情勢で日本は平和を守るため、その黒魔術と戦争を回避するべく鎖国を選ぶ。
魔術省は五名のエリート官僚を黒魔術の調査に魔界へ送り出したのだが、奇跡的に1人生還した霧島カイトは別の問題に直面する。
「魔術とは本来、人を幸せにする力である」
魔術省黒魔術課、魔界調査班に配属された霧島カイトは、任務中に同僚かつ幼馴染の関田ソウマを亡くしてしまう。魔界に送り込まれた秘密組織だが、生存者は霧島カイトただ1人という絶望的な犠牲を出した。
調査の末、事故で自分自信が黒魔術士になってしまった霧島カイトを政府は「最悪の場合使う切り札」として手元に置こうとしたが、霧島は酷く拒絶し、魔術省を辞めて一人閉じ籠る生活を続けていた。
『死んだ命は戻らない』しかし、黒魔術を使って悪魔と契約すれば死んだ親友を生き返らせることはできるのではないか。
その一つの希望だけが生きることに繋がった。毎日悪魔を飼い慣らし、密かに実験を行う姿は狂気に満ちていた。魔術学園の校長を務めている榊原ヨウは、霧島の魔術高専時代の担任をしていた元魔術倫理教師。校長は一つ提案をする。
「今、魔術学園が黒魔術の餌食になろうろしている」
列強が日本の魔術学生を奪い、戦争に企てる流れを感じ取った霧島カイトは使命感から魔術教師になることを決める。