あらすじ
水の神バサエルに守護される国イーリア。
その東部に、〈白の一族〉がひっそり暮らす隠れ里があった。
隠れ里で生まれ育った15歳の少女、ユリア・クレフ・シュヴァルヒは、ある朝、両親の信仰を否定し、家を飛び出した。
だが、身を寄せる予定だった師匠の山小屋へ向かう途中、兄の恋人であるカトリナから、兄宛の大切な手紙を預かることに。
兄は〈銀海の風〉と呼ばれる過激派集団に関わり、その仕事で里を出たという。
手紙を握りしめ、ユリアは生まれて初めて隠れ里を出た。
しかし、近隣の村へ到着する手前で、黒いローブを纏った集団に襲われる。
「一緒に来い。君には大いなる使命が与えられている」と言い放つリーダー格の男。
怪しげな集団に囲まれたユリアのもとに、一人の青年が現れた。
彼は、隣国エンガリアから来た元神官で、名前をライナルトと名乗った。
お節介から、ユリアと行動を共にすると申し出たライナルト。
〈白の一族〉であり、先祖返りの力を持つ少女ユリアと、異国に来た元神官であるライナルトの古代魔法を巡る旅が始まる。
※「小説家になろう」にも投稿しております。