あらすじ
吾輩はネコである。名前はスピィ。
どこで生まれたかとんと検討がつかぬが、冬のある日、ご主人が救ってくれた。
以来、吾輩はご主人についていくと決めた。
たとえ向かう先が地獄の果てまでだろうと。
──そうであったのだが吾輩は選択を間違えた。
ご主人はダメダメだし、生活習慣終わってるし。
服は脱ぎ散らかすし、お隣様には迷惑かけるし。
──とにかく、いろいろ〝終わってる〟のである。
──さて。ところでだが、吾輩のご主人はVチューバーというものになっているらしい。
どういう職業なのかわからないが、しかし、いつも画面に向かって叫んでいるのを見る。
吾輩はご主人を見て、思うのだ……。
──ご主人、バカだなぁ、と。
これは、飼い主がVチューバーの猫の視点による、ドタバタ日常コメディーである。