あらすじ
小説家の斜森永士は三年前に亡くなった祖父の遺言に従い、故郷の相巣村を訪れる。この日、村では五十年に一度の祭事「暖火の儀」が行われることになっていた。祖父は自分に代わって儀式を見届けるよう永士に託したのだ。
永士が村に到着した直後、雪崩で道が塞がれ村は陸の孤島となる。寸断される通信網。次々と目撃される雪害で亡くなった死者たち。村で起きる異変は、村の伝承にその名が登場する悪霊「寒凍霊」の仕業なのだろうか?
雪に閉ざされた村で、ついに惨劇の幕が上がる。
主な登場人物
斜森永士(ななもり えいじ)
相巣村出身で、吹雪涼のペンネームでミステリー作家をしている。祖父の遺言に従い、数年振りに相巣村に帰郷する。
芹沢 麟太郎(せりざわ りんたろう)
永士の幼馴染。村役場の職員。
万年雪 六花(まんねんゆき りっか)
永士の幼馴染。万年雪旅館の若女将。
伊予札 魁人(いよざね かいと)
高校生。普段は村を離れて下宿しているが、祭事に合わせて帰郷した。
冬芽 深雪(とうが みゆき)
魁人の幼馴染で、冬芽神社の巫女。
番井 信彦(つがい のぶひこ)
権藤 紘一(ごんどう こういち)
鳥海 風花(とりうみ ふうか)
瀧 美鈴(たき みすず)
相巣村にスキー旅行に訪れた大学生のグループ。
忍足 謙吾(おしたり けんご)
相巣村駐在所の警察官。村外の出身。
伊予札 克己(いよざね かつみ)
魁人の父親。村唯一の医療施設である伊予札医院の院長。
荒砥 宗孝(あらと むねたか)
麟太郎のおじ。消防団長。
韮沢 泰寛(にらさわ たいかん)
相巣村役場総務部長。村長不在により、災害対策本部の指揮を執る。