あらすじ
「お前を今日限りでこのパーティから追放する!」
突然そんな言葉が向けられたのは、幼馴染で親友のロロ。
突然の暴挙に反対するも、強硬な姿勢を崩さないリーダーのアルバートに嫌気がさしたユルグは、追放された親友ロロと共に国選パーティ『シルハスタ』を抜けることに決めた。
これまで一緒にやってきた仲間を理由もなくで放逐するパーティなど、国選だろうがこちらから願い下げだと告げ、ユルグはロロと共に東の辺境にある故郷マルハスへと帰還する。
そんな騒動の数日後、ユルグ達を追って冒険都市を旅立つ少女がいた。
『シルハスタ』を国選パーティへと押し上げた理由の一つ、〝聖女〟フィミアである。
当然、『シルハスタ』は、そして彼女に恋心を寄せるアルバートは大きく混乱する。
役立たずを一人切ったことで、主要メンバーと想い人がいなくなってしまったのだ。
思い通りにいかないアルバートはフィミアの追跡を始める。彼女がいなくてははじまらない、と。
一方その頃、ユルグ達はマルハス周辺の異変を調査すべく、冒険者として活動を始める。
名うての実力であるユルグとロロ、そしてフィミアの合流したパーティ『メルシア』は徐々に辺境で名を轟かせていく。
これはやがて〝辺境の勇者〟と称される冒険者、ユルグの物語である。