あらすじ
ある日のこと。そのなかでも、午後のうちのこと。
舞台は、ある国の、ある山の、ある森のなか。
季節は、夏とも秋ともつかないようで、ときおり思い出したように空を鳴らし、ぶつぶつとなにか独り言を言っているかのよう。
予報によると、空は夕方にかけて荒れてゆく模様。
そんななか、散策中の老紳士が出会ったのは、まるで絵本の国からやってきたような、かわいらしいクマさんでした。
たとえ見た目や生き方が違っても、そこに友情の入りこむ余地がないなんてない。僕たちは誰とだって仲良くなれるはずなんだ。
誰だって最初はこわかったはず。どんな仲良しな親友同士だって、出会ったときには他人同士だったんだから。
ほんとはみんな、誰かと仲良くなりたくて、苦労してる、がんばってる、それでこっそり泣くことだってある。実のところは、すんなり仲良くなれる方が珍しいくらい。
たまにケンカしたり、すれ違ったり、そうして僕たちは心を通わせていくんだ。
これは、ちょっぴりだけスパイス多めの、ドタバタ友情物語。