あらすじ
Aランクの冒険者だったミリアは、呪いを解くために十年の眠りについた――はずだった。
しかし、目を覚ました世界はなぜか千年後の世界で、仲間たちがいなくなった世界に彼女は絶望する。
そして、死に場所を求め――募集されていた、魔王討伐隊に志願した。
現代のお金を持っていないミリアはボロ切れの格好をしており、そのせいで冒険者たちから馬鹿にされてしまう。
Sランクである騎士団長にまで蔑まれたミリアだが――彼女が生きた時代と、今の時代ではランクの基準がガラッと変わっていた。
魔王討伐戦で勇者一行が破れ、勇者一行と優秀な者たちを逃がすために、討伐隊のランクが低い者たちはしんがりを任される。
絶望し、敗走する仲間たちを逃がすため――ミリアは、一人魔王軍へと立ち向かうことにした。
これで死ねば、昔の仲間たちへの面目が立つと考えたミリア。
しかし――彼女の思惑とは裏腹に、《古代》の力を持ち、今になっては能力でも群を抜く存在になっていた彼女にとって、魔王軍など相手にならなかった。
死に場所を求めていたはずなのに……一人で魔王軍を倒した英雄として、彼女の名は世界中に広まるのだった。