あらすじ
とある日のこと。
私は、自分の家であり、そして幼馴染みの家でもあるお屋敷へ入ろうとして、ふと足を止める。
そこに、私が入れる場所なんてあるのだろうか? と、そんなことを思ったのだ。
──ああ。
そんな場所なんて、無いのだろうな。
幼馴染みは、長年、婚約者を支え続けてきた実績がある。
けれど私には何も無い。
婚約を破棄された女が、我が物顔で自分の家の敷地内を闊歩する姿は……周りからしたら、滑稽なものではないだろうか。
私はそんなことを考えて……また足を止めてしまった。
「、帰ってきてくれたのか!?」
──ああ、私の婚約者。
「戻ってきてくれ、頼む!離れてお前のことが本当に大切だと気づいたんだ!」
........もう遅いですよ、貴方は幼なじみと結婚をする。
ーーーどうぞお幸せに。