あらすじ
【ストーリー】
地下アイドルオタクの高校生「白井聡太」は、ある日突然女の頭の上に【ライブの動員力】が見えるようになった。
それによると、どうやら日本最高のアイドルの動員力は『8000』らしい。
(別にこんなもの見えたからってどうなるってんだ)
そう思いながら白井が学校に登校すると……。
「どどど、動員力5億ぅ!?!?!!??!??」
なんと隣の席の地味~な女の子の動員力が『5億』だった。
以前から密かにアイドルグループを作りたいと思っていた白井は、思わず口走る。
「オレと……アイドルグループを作らないかっ!?」
しかし、その地味子の隠しステータスは【厄介度SSS】で……。
(え……地雷、ってコト?)
後悔しても、もう遅い。
白井たちは数々の炎上を乗り越えながら、メンバーを集め、オリジナル曲を作り、地底ライブイベントへの出演を果たしていく。
【見どころ】
1.これまでのアイドルを扱ったリアル寄りの作品全てにおいて、主観中心でしか描くことの出来ていなかった「アイドルのスゴさ」。それを【動員力】という数値を用いることによって明確に序列をつけているところ。
2.その序列を上げていくために地道に頑張って成り上がっていく過程のリアリティー。(地底ライブ→地下ライブ→中規模、大規模フェス→マスメディア→世界へとステージが移行していく経緯を、地下アイドル界にいた作者の経験を元に脚色して描いています)
3.アイドルはメンバーとファンだけで成り立っているわけではなく、運営やイベンター、ライブハウススタッフや広告代理店、音楽レーベルやスポンサー、それに各種マスメディアなど色々な人たちの手助けがあってこそ成り立っているものだという、今まで誰も描いてこなかったアイドルの全体構造を【動員力】という一点に焦点を当てて、わかりやすく描いているところ。
【ここまで読んでほしい】
長くて申し訳ないのですが、31話の初ライブ終了時まで読んでもらえると嬉しいです。
というのも、非常に長尺のプロット(最後は世界にまで飛び立つ)のため、序盤の動機づけやキャラクター描写に力を入れていて、それらの関係性からなる努力や絆が初めて実るのが31話だからです。
『5億人動員』と言っても、最初から動員できるわけではありません。
ただ、最終的に5億人を動員することは確定しています。
それまでの「勝ち確」な道のりを、ゆっくりと読者の方と一緒に歩んでいければと思っています。
とはいえ、ちょこちょこ適度なヘイト役も出てきてマンネリにはならないようになっています。
ですから、どうぞ肩肘張らず気軽にシンプルなエンタメコメディー作品としてお楽しみいただければと思います。
【解説・補足】
アイドルの登場するフィクションもので、アイドルがライブをした際にファンが「す、すごいパフォーマンスだ!」「なんて最高な曲なんだ!」などと言うシーンで「(え、いや、別にそんなすごくなくない……?)」って思ったことありませんか?
自分はあります。
それは、アイドルというものは観る側の「主観」によって大きく判断を左右されるからです。
だから、いくら作中で「すごいアイドルだ!」「絶対的なアイドル様だ!」という描写をされたところで、受け手側の主観にハマらなければそのメッセージは残念ながら不発となってしまいます。
そう、アイドルというものはとても曖昧で、ゆえに普遍的な価値の提示も難しい存在なのです。
ただひとつ。
『動員』というものを除いては。
現実のアイドル業界(特に地下アイドル業界)では『動員』が唯一絶対な価値基準です。
それはなぜかといえば、毎日のように全国各地で行われている『対バンフェスイベント』が彼女たちの活動の場だからです。
動員力の高いグループはどんどん大きな対バンイベントから出演オファーが来るようになり、逆に動員力の低いグループはいつまでも「地底イベント」と呼ばれるような対バンイベントにしか出演することが出来ません。
そうするうちに、いつしか彼女たちの価値(動員力)は業界全体の中で自然と格付けされ、序列がつけられていくのです。
『動員力=アイドルの戦闘力、アイドルの価値の全て』
(※注 もちろん動員にとらわれず自由に表現や音楽活動を楽しんでいるアイドルの方もたくさんいらっしゃいます。あくまでライブアイドルシーンのメインストリームの話です)
どれだけメンバーや運営に難があっても、動員力さえあればどんどん出世できる。
逆にどれだけ絶世の美女や天才的なパフォーマーが集まっていても、動員力がなければ地下・地底から一生這い上がることは出来ない。
そんな、夢があるのかないのかよくわからないようなアイドル業界に『動員力が見える』という武器一つだけ持って乗り込んでいくドルオタ高校生・白井くんの活躍と成長を、ぜひ皆様にも古参オタク目線で見守っていただければと思います。
また、作中に登場する予定の「オタ芸師」村崎家虎を主人公としたスピンオフ作品も同時連載中です。
よければこちらも目を通していただけると幸いです。
作品タイトル:『異世界転移したオタ芸師、やけくそで「イェッタイガー」と叫んだら1000体の死霊を召喚してしまい終わる(世界が)』
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330667703537389
(※ MIXやコールに含まれる固有名詞は著作権、肖像権、商標権に引っかからないように一部改変して使用しています)
【最後に】
この作品は非常に長いプロット(100万文字以上)で考えています。
ですので途中で作者の心がくじけてしまわないように、本作品ページに☆☆☆やレビュー、各話ごとの❤を入れていただけると、とても励みになります。
自分も白井くんたちが5億人動員するシーンを描くのを楽しみにしてるので、皆さんと一緒に数年がかりでその日を迎えられることを夢見ています。