あらすじ
あらゆることが出来ると言うことが売りのVRMMO「The Second Story」通称 TSS。
そのなかで超天才高校生作家榊雪菜(さかき・ゆきな)はログアウトできない、死に戻りポイントが作成できないため死ぬとデータの藻屑となる、という超深刻なバグに見舞われて一大騒動を起こした。通称「雪菜騒動」
雪菜騒動も終わり、高校生活も終わり、バタバタしていた時期も過ぎ、改めてTSSにログインする大学生の榊雪菜。
現実世界とTSSの間には時間差があり、久しぶりのログインはTSS内部で27年ぶりとなった。
その間に世界は大きく変貌を遂げていた。
まずはペットのアキちゃんが最強になっていた。
雪菜騒動の時最後に全てのスキルを購入していた雪菜を取り込んだことにより全てのスキルを所持、それによって能力も引き上がり完全無敵の最強存在と化していた。
雪菜より強いとは言っても身体の変貌に付いていけず、最強だが力を持て余してしまう。
しかし頭脳明晰で冷静な雪菜の指示があれば万全盤石。最強の力を思い切り使うことが出来る。
なんて相思相愛のカップルなんだ!
雪菜とラブラブなのは相も変わらず続いている。
また超天才作家の初稿がTSS内部で現実世界とも含めて最速で読めることもありTSSのプレイ人口が3億人を突破。急激な人口の増加により世界は空腹に飲み込まれていた。
運営が開拓しやすいパッチを作ったのもあり、4大都市の近くに開拓村が出来上がっていた。
榊雪菜も雪菜騒動の時にお世話になった傭兵に頼まれて少しばかりの開拓をする。
開拓をしていたその時、超凶悪モンスターウルフコボルトが軍団をもって開拓村に襲い掛かってくる事件が発生する。
榊雪菜は戦闘員となって善戦するも敵のリーダーに左腕を切り落とされ胴体を真っ二つに割られ即死してしまう。あの雪菜がである。
通常は死に戻りをすることで五体満足となって帰ってくるが、雪菜の場合バグで左腕が戻ってこなかった。
また、五体満足で帰ってくるため超絶高度魔導社会のTSS内であっても再生医療が殆ど発達しておらず、左腕の回復は見込めなくなってしまった。
何もできなくなってしまう榊雪菜。彼女に明日はあるのか――