あらすじ
双子として生まれた二人の姉弟は、家庭の指針として小学校5年生まで髪の毛を伸ばしていた。10歳の誕生日、弟の音羽(おとは)は髪を切るように言われる。一方姉の彩羽(いろは)はそのまま伸ばし続けることに。音羽は自分の大切にしていた髪を切るのをためらうと彩羽が変わりに切るという入れ替わりを提案した。入れ替わった二人は、男の体を持ち女の彩羽を演じ、女の体で男の音羽を演じる。二人は入れ替わることでそれぞれの生きやすさを手に入れた。しかし、第二次性徴とともに体が変化し、入れ替わりが難しくなる。体の変化と心の入れ違い、二人はどう受け止め、変わっていくのか。~button
シングルマザーのもとで育ったユキは、唯一の家族である母親をエイズで失おうとしていた。母の命の期限が迫る不安定な状況を慰めているのはアプリでつながったヒロとの会話とやりとりだ。ある日とうとう母親が命を失う。母親譲りの美しい顔を持ったユキを慰めようと、女の人が寄ってくる。自分の血が穢れていると思っているユキはその感情が受け入れられず、現実から逃避した。逃避した先は、秘境青ヶ島、ヒロの住む場所。ゆっくりと流れる時間のなかでユキは癒されていく。しかし、ヒロには性同一障害という心の闇を抱えていた。複雑な事情を持つ二人は、出会い、互いを認めていく。~ziguzagu Signal