あらすじ
エルンストは生首だ。
ただし、生きて、しゃべる。
まあ、もともとが吸血鬼で死人だから、「生きて」というのはおかしいのだが。
西方国のひとつ、プロイセン公国の南西、黒森のほとりの屋敷で、従姉で魔女のレクセアと、黒猫ディーナと一緒に暮らしている。
80年ほどまえに東の国で帝国が倒れ、50年ほどまえに世界大戦が終わった。
世界は変化しているけれど、エルンストの日常は変わらない……はずだった。
ある日、街に東方から鳳稀梢と名告るひとりの観光客が訪れる。
彼は80年前、彼の祖国から西方に亡命し、先日亡くなった繁王朝最後の皇帝の屋敷を訪れたいという。
屋敷の門の前には繁家の孫娘がいて……
エルンストたちはそこで、思いも寄らぬ事態に巻き込まれる!
エルンストはなぜ生首になったのか?
繁家の孫娘の目的とは?
ドタバタファンタジー
本作は、深夜(@bean_radish)および宮田秩早(@takoyakiitigo)の共同企画「#novel首塚」参加作品です。