あらすじ
バーチャルリアリティは隆盛を極め、人間の身体と思考のデジタルデータ変換は容易な技術となった。
やがてスーパーコンピュータ『AMATERASU(アマテラス)』を用いた仮想空間へのフルダイブ接続が可能になると、民間企業が先を争うようにそれぞれの仮想空間を作りだすと、ユーザーは提供されたコンテンツにのめり込んだ。
巨大な富とインフラを支える仮想空間は、人々の理想郷となり得る……はずだった。
仮想空間に突如として出現した原因不明、そして人類に害をなすバグ『幻蝕(げんしょく)』があらわれるまでは。
これは幻蝕を討伐するために創設された『内閣官房室付 特務機関対仮想空間研究機動隊』――通称“特機”で活動する人々の記録である。