あらすじ
土曜日の仕事休み、猪飼花姫は家の中でスマートフォーンで暇をつぶしていた。
そして適当に眺めていたアプリケーションストアにて、『ゴーストダウジング』という新作アプリを発見する。
興味を持った花姫はアプリの概要を読み、幽霊を見つけることができると知り、ダウンロードしてみることにした。
アプリの機能が正しければ幽霊を見つけた人として有名になり、まがい物であれば制作者への批評と他のユーザーへ注意喚起を行う目的で早速使用することにする。
花姫はゴーストダウジングに導かれて、宇都宮江曽島の大型ショッピングセンターの二階に上がり、とある衣装店の中に足を踏み入れた。
アプリは店内に設置された一体のマネキンを指し示す。
花姫はアプリが正しく機能していないと判断し、眼前にあるマネキンを拳で強打する。
ストレス発散をし終えた花姫は、そのまま帰路につこうとした瞬間、突然首が苦しくなった。
まるで何者かに絞められているような感覚に襲われ、近くに感じる気配に視線を向ける。
そこには知らない不気味な女性が居た。
彼女に首を解放して欲しいと訴える前に、花姫は気絶するのだった。
通りすがりの来客男性に、近くの椅子に運んでもらった花姫は、彼に起こされる。
心配されるけど、花姫はゴーストダウジングと幽霊のことについて話す。
男性は困惑した表情を見せながら、花姫の無事がわかるとその場を立ち去る。
花姫はゴーストダウジングを再び起動しようと試みるけど、アプリがいつの間にか削除されていた。
アプリケーションストアで再ダウンロードしようとするけど、配信されていなかった。
自分の身に起こったことを確認するために、先ほどのマネキンの前に移動し、殴りつける。
しかし今回は何も起こらなかった。
衣装店の店員に、何か知らないか質問するけど、不審がられてまともに会話してしてもらえなかった。
帰宅した花姫は、すぐに起こった出来事についてSNSで公表する。
二日後の職場の昼休憩中に、SNSでの反応を確認すると、そこそこの人に読んでもらえているようだった。
反応も好評のようで、花姫の自尊心も満たされる。
翌日、再び職場の昼休憩中にゴーストダウジングの件について確認した。
今回は、再生数・閲覧数・コメント数が飛躍的に多くなっていて、たった一日でこんなに広まっていることに驚く。
反応は、冷やかし、同情、恐れ、絶賛、そして漫画化の誘いといったものがあった。
花姫は生まれて初めての出来事に嬉しさを覚える。
しかし、伝えたいことが伝わっていないことにもどかしさを感じるのだった。
名前:猪飼 花姫(いかい かのん)
性別:女性
髪型:ロング
髪色:黒
性格:真面目
年齢:27歳
人称:私
胸囲:C
職業:中小企業の事務職