あらすじ

「仕事が嫌い。趣味もなく友だちもいない。親はアル中。こんな私にも理解のある彼くんができました。結婚して娘が生まれ、今はとっても幸せです」 という母のもとに生まれちゃった私の話です。 子供時代を振り返ってみますと、あきらかに酷い言葉を投げつけられた時より、何気ない日常の一言ほうがグサりときていたように思います。 親から「自殺しろ」と言われていたことは、さほど悲しくはなく、絶対死んでやるもんか! ぐらいの気持ちでした。 それより、私の誕生花がサルビアだと母に言うと、「私、サルビアきらーい」と言われたことのほうが、どうしてだか今思い出しても悲しくなるのです。 近所の人のすすめでピアノを習うことになり、でも父がエレクトーンのほうが好きだというのでエレクトーンに変更しました。先生に頼み込んで父の好きな曲を練習し、父に聞いてもらおうとしたら、「曲を聞きたいときはCDを聞けば良いのだから、娘の演奏なんか聞く必要はない」とニッコリ笑って断られたことのほうが、怒った顔で「娘なんか要らなかった」と言われるより悲しかったのです。 ※安心してください。「理解のある彼くん」が最後に出てきて私を救う話ではありません ※理解ある友人も理解ある先生も理解あるなんかその他いろいろもいません

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カクヨム
カクヨム2023/12/01
  • 現在の作品両親が「こんな私」と「理あ彼くん」でした