あらすじ

現在はただの専業主婦であるわたし(著者)は十年程前まではお金を貯めてはマカオのカジノに行っていた。それも毎週末の頻度である。いわゆるギャンブル中毒者である。 わたしのハマっていたゲームはバカラ。右(プレーヤー)と左(バンカー)それぞれに伏せて配られた二枚のトランプが置かれ、二枚(条件によっては三枚)の合計が右と左どちらが「9」に近いかを予想するだけの、運のみのゲームである。 だか、この運ゲーにしか見えないものに、わたしのようなギャンブル中毒者たちは、究極の快楽を求めてお金を賭ける。ランダムでしかない世界に法則性を見出し、勝率約50%(※1)の丁半博打に、結果が決まっているのに、気合をこめてトランプをめくっていくのである。 これは、そんな愚かで美しい世界に身を投じて銭を失ってきた、わたしの回顧録である。 ※1 厳密には、丁半1/2の確率になっておりません。 ※2 十程年前の話です。現在のレート(掛け金)やカジノの状況とは異なります。 ※3 海外カジノでの話です。日本国内では金銭を賭けたバカラは、法律で固く禁止されております。

連載情報

ウェブ小説

配信言語