あらすじ

前世が作曲家の主人公:小田勇気が転生したのは、彼の好きな音楽や歌手が存在しないパラレルワールドな現代日本。 しかし、勇気は自身の音楽的才能への自信のなさから音楽業界とは無縁の生活を送る。 高校の入学式の前日。彼はテレビで放送されていた新人女性アイドルの予選オーディション番組をたまたま視聴する。そこに出演していたのは、アイドル志望だが人見知りで笑顔が苦手な落ちこぼれの少女:有沢雪乃だった。 雪乃はそのオーディションで一生懸命歌うも、いい結果を出すことが出来なかった。 しかし、勇気はそんな少女の才能を一目で見抜く。 『彼女の潜在能力ならトップアイドルにだって――』 しかし、それは彼女にマッチする魅力的な楽曲があればの話。 一方、雪乃は自身のアイドル生命を掛けて決勝オーディションに挑むことになるが――決勝の課題は各自で用意した未発表曲を歌唱する事だった。 決勝オーディションは二カ月後、それまでに未発表の楽曲を用意できなければアイドル生命が始まる前に終わり、オーディションで優勝できなくても終わる。 ネットなど様々な方法で楽曲を募るもなかなか楽曲が見つからない。元々、弱小プロダクション所属で尚且つ落ちこぼれな雪乃に楽曲を提供してくれる作曲家などいる筈もなく絶望的状況に陥る。 そして、入学した高校でたまたま同じクラスで隣の席になる勇気と雪乃。 楽曲が手に入らない焦りと、不安からか日に日に元気をなくしていく雪乃。勇気はそんな彼女を救うために今世でも再び作曲家になる決意をする。 自らが作曲者だという事を誰にも告げずに隠して雪乃を助ける勇気。しかし、彼の天才的な音楽センスはそう隠せる物でもなく、その正体に気付く者もいて……。 ※前日譚『第0話 路上ライブの少女』から読み始める事をお勧めします。

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