あらすじ
魔女のフレイズは、恋多き大魔女シュゼットの弟子であるにもかかわらず、恋より魔法を取るような面倒くさがりの干物魔女である。
ある日、森の奥で暮らす彼女の家へ一人の男が訪ねてきた。
見目麗しい男の名は、コンフィズリー・トゥイル・フォレノワール。
隣国の王子と同じ名を持つ男は、甘く微笑みながら言った。
「ねぇ、魔女様。あと一年で約束の100年ですよ」
なにを隠そうこの男、フレイズが「100年早い」と告白をお断りした相手だった。
断り文句を間に受け、王子特権を駆使して99年かけて外堀を埋めてきたトゥイルは、満を持してフレイズを口説き落としにやってきたのだ。
あの手この手で溺愛してくるトゥイルのことを最初は邪険にしていたものの、悪くないと思いはじめるフレイズ。
だけど彼女には、トゥイルの気持ちを信じることができない理由があって──。
これは、魔法以外興味がない干物魔女と、魔女に執着する尽くし系王子の恋物語。