あらすじ
これは大人が子供になるための物語。
子供から大人になるための物語――
「はやく逃げなきゃ。くだらない大人になる前に」
わたしの手に残ったのは、ボロボロの星座盤と、こんぺいとうが詰まった一つの瓶だった。
わたしは、ふたつを抱えて、手術室に入った。
須王野々花は、幼少に出逢った少年から貰った大切なこんぺいとうを持っている。そこに、まったく同じ容姿の少年が現れた。
彼の名前は霧灯優衣。同じ言動に、野々花はタイムトラベラーであると疑い始める。
高校の天文部を目指してやってきた野々花は天文部が廃部の危機だと知り、過去の思い出を引き連れて奮闘する。
優衣は過去の少年なのか。
人の生きる強さを育みながら、星座に守られた野々花と優衣の恋はーーー?
これは、恋と、星座と、和菓子をめぐる、リアリストとロマンチストの青春恋物語。
恋に隠された命の力。色々なピュアを抱えた少年少女をリアルに描いてみました。