あらすじ
《時間泥棒》──他者の寿命を泥棒することでしか生きながらえることが不可能な人間。
僕──刻喰時空はそんな不可思議な星の元に生まれ、他者を食らって生きている。しかしそれ以外は至って平常で変哲もない、ごく普通の日常。《時間泥棒》はあくまで食事でしかなく、他人の寿命は食餌でしかない。
けれど、事実はもっと残酷で、更なる面妖さを以って僕に突きつけられる。
あまりにも唐突で、これ以上ないほどの急転直下で物語は動き出す。
ある少女──アリス。
彼女との出会いはまさしく僕の人生において契機であり、終わりであり、始まりだった。
そしてそれは世界にとっても同じことで────
これは僕と彼女の物語に端を発する世界の物語。人間の物語。