あらすじ
幼い頃から画家の母の絵を真似していた義統忍(よしむねしのぶ)。
小学生では絵画コンクールで優勝したものの、母の作品を模写する日々が続いたことで、オリジナルの絵を描けなくなってしまう。
中学高校時代には美術の教科書に載っていた名画を、授業中に片っ端から模写していた。その腕前は学校内でも有名となる。しかしオリジナルではないため、最高評価を逃しては父を落胆させた。
母の死後、絵に興味をなくしたが、パトロンだった父も程なくして亡くなった。
コレクションを管理していた神父の水田からそれを引き継いだことで再び絵と向き合うこととなった。しかし、母の描いた「十二星座の連作」がごっそり盗難に遭ってしまう。
その後、都立先枚高校の体育教師となって生徒を教えつつ、盗まれた「十二星座の連作」の行方を水田に追わせていた。
そして、そのなかの一枚『魚座の涙』がとある資産家の手に渡ったことを知る。
果たして、どうやって取り返すのか。
世紀の大怪盗、ここに誕生!