あらすじ
戦後に焼け野原となった東京上野で、清嶺貞春は頼れる仲間とともに時代の荒波にもまれながらも懸命に生きていた。
様々な人の助けを受けながら、時に出会いと別れを経験して少しずつ大人へと成長を遂げていく。
一方で瑞鳳苑の社長の息子である清嶺春彦は就職を間近に控えてもなお、自堕落な大学生活を送っていた。
夏休みに帰省すると父親に癌が見つかり、人手不足のために働くことになるのだが蔵の清掃を頼まれて開かずの内部に足を踏み入れると、そこで一枚の油絵を見つけることに――。
長い時間を経て、一枚の絵が止まっていた時を動かす――。