あらすじ
メンヘラガールと中二病男が出会ったら、始まるのは恋か?バトルか?
第二文芸部はある日、吸血鬼を名乗る中二病男こと俺に乗っ取られ、その名を現代怪異部に変えた。
それに異を唱えようとするのは、学園きっての美少女・涼城綿花。部室に特攻し、彼女は迫る。
「あなたが本当に吸血鬼なら、私の血を吸ってみせて」
(……なぁんだ、こいつも、『プレイ希望』のビッチか)
俺の顔が良いだけに、そう宣って首を差し出す女は多い。だが、その誰もが、首筋を舐めるだけで一向に手を出してこない俺を、最終的には陰キャのチキン、キモオタク、中二病、クズと蔑み帰っていくのだ。
俺は、崇高なる吸血鬼だ。そこらの下賤な女に手を出すわけがないだろう。
(後日、不同意性交罪で捕まっても困るからな)
だが、この女だけは違った。
「足りない。足りない。そんなんじゃあ全然足りないの……! 舐めるだけ? そんなのちっとも痛くない!」
『やる気あんの!? もっと全力で噛みなさいよ!! 私の首から、血がドバドバに溢れるくらいに!!!!』
夕日に染まる現代怪異部の部室で。
俺はメンヘラに捕まった。