あらすじ
高校三年生の冬、上京前日、私、藤咲愛純(ふじさきあすみ)は6つ下の妹、藤咲真恋(ふじさきまこ)のファーストキスを奪った。
その後、どんな顔してあっていいのかわからなくなり、実家へ帰ることもせず四年が経過した。夢に出てくるほどの後悔を抱えながらもなんとなく生きてきた私の家へ訪問客が訪れる。
「久しぶり、姉さん。これからお世話になるからよろしくね♪」
キスのことなどなかったかのように同棲を続ける中、真恋は私に自らの思いを告げる。
――私、姉さんのことが好きなの
私のことが好きだと告白する真恋。しかしそれは勘違いだと私は否定する。私と真恋は失った姉妹の時間を取り戻しながら、その感情は果たして家族愛か恋なのかを私たちは証明し合う。