あらすじ
俺は夏居浜海(なついはまうみ)。高校一年生。
前世では夏井陸定(なついりくさだ)という名前で、高校二年生の時、幼馴染から恋人になっていた女性を同学年生に寝取られてしまった。
俺はその後、心も体も壊れてしまい。短い生涯を閉じるのだが、その前に「来世では俺のことだけを愛してくれる女性と結婚させてください」と祈っていた。
その後、俺は夏居浜海という男に転生したのだが、前世で寝取られたということは、思い出すことなく生きてきた。
しかし、中学生になって、「寝取られ」という言葉を知り、言葉を聞くだけでも嫌な思いをするようになる。
なぜその言葉を聞くと嫌な思いをするのだろうか?
俺は理解ができないままだった。
そして、俺には今世でも幼馴染がいた。
俺のことを幼い頃から好きだと言い続けている。
中学校一年生以降は、愛しているという言葉も言い続けている。
しかし、好意を持つことはできず、心の距離を縮められないままだった。
今世での幼馴染はこれほど俺のことを思ってくれているのに、なぜ俺は幼馴染に好意が持てないのだろうか?
そのことも、俺は理解ができないままだった。
しかし、俺たちは前世のことを一緒に思い出す。
前世での幼馴染と同級年生の心と体は壊れていった。
今世での幼馴染と俺の関係は、前世のことを思い出すことによって、変化をし始める。