あらすじ
ベルナンド国の国境線に近い西の果てに存在するモルラクス村。元はモルコ村、コークス村、ラクル村と呼ばれる三つの過疎化が進んだ村であったのだが、そこにある日、一人の若造が領主様として就任し、この村を武装強化すると言ってのけた。
若造の名はユーティ・ベット・トリミナル。十六歳。
二十年前、人類に対し宣戦布告をした魔族の王、アマラを屠った勇者アドルの一人息子である。
力こそが全て、魔族の王を屠った勇者の力は、今はユーティに受け継がれている。
村の住民は彼の到着を心から拒否した。
お前が就任したから魔族が攻めてくるんだろうが! と。
しかし、彼はありとあらゆる方法で魔族を撃退し続けた、水炎の勇者の名は伊達ではない。
しかも彼を慕う三人の幼馴染と一匹の魔物は、皆の想像を遥かに超える程に有能であったのだ。
無数の戦いの後に残るは稀有な魔族が残していく素材、武器、レアアイテム。
次第に村はハッテンしていき、辺境の地はいつしか巨大要塞モルラクスと呼ばれるようになるのだが。
これは、そこに達するまでの物語である。