あらすじ

グランテラ大陸を支配するマグナシア帝国。この帝国は十ある王国で構成されている。 その一つ、テバレシア王国に「黒ばら」の二つ名を持つ王女がいた。 彼女の名は、アスカ・テバレス。 整った顔立ちにエメラルドグリーンの瞳。肩にかかる艶やかな黒髪。 胸の出るところはいちおう出て、手足はすらりと伸び、腰も足首もきゅきゅっと締まっている。 それなのに、頭の天辺から爪先まで黒一色コーデ。 黒ばら飾りのカチューシャが、唯一のお洒落。 美形ではあるけれど、王女らしからぬその姿。 武芸とホネをこよなく愛する風変わりな少女だ。 飾り気のない落ち着いた身なりとは裏腹に、彼女の行動は型破り。 王立学園の「卒業祝い」にダンジョン化した廃城をねだり、ホネホネ騎士を護衛騎士にしたり、王国にまつろわぬ城塞都市の主になったりと、ときに父である国王フリードリッヒも頭を痛めるほど。 そんな彼女だが、なぜか兄エドワード第一王子やと彼の妻ネヴィアらに「次期王位」を脅かす存在として危険視されてしまう。 彼女の身に迫る兄と大貴族たちの魔の手。 さらに、アスカの命を狙うテバレシア王国の敵対国ウェルバニア王国。 アスカは護衛騎士のファブレガス、彼女の親衛隊、そして婚約者のルネとともに、そのすべてを振り払う。 弟ユリアン第二王子を国王に立てて、テバレシア王国の大元帥に叙任されたアスカ。 テバレシア王国に侵攻してきたウェルバニア王国軍との戦いに臨む。 「わたしは必ずあなたたちを、あなたたちの家族を護ってみせる。テバレシアの未来のために」 ときに甘く、ときに残酷で、美しい、感謝と怨嗟、愛と憎悪の物語。

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カクヨム
カクヨム2023/12/01
  • 現在の作品黒ばら王女と螺旋の廃城