あらすじ

暗がりの中に澱んだ血の色だけが混じるこの世界で、俺たちは出会ったんだ。ここに来る奴はそれなりに名を馳せた悪党ばかりだが、そんな奴らでも、地獄の責め苦には耐えられなくて、疲れ切って声も出せず、無言で血の池でぷかぷか浮かんだり、たまに沈んだりしているだけだった。そんな中で、そいつは異彩を放っていた。カンダタって名前の泥棒で、俺が生きている頃から、そりゃ名の知れた奴だったよ。 〈参考〉 芥川龍之介「蜘蛛の糸」

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カクヨム
カクヨム2024/01/17
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