あらすじ
とある石を探していた爛 梓豪《バク ズーハオ》は、ドジを踏んで人攫いに合ってしまう。競売にかけられそうになるが、自らの力で難を逃れた。その際に、氷漬けになった子連れの美しい青年に出会う。
青年を助けるため咄嗟に薬を飲ますが、それは媚薬だった。逃げ延びた村で医者に助けを求めたが、助ける方法は「媚薬を抜くためには抱いてしまうしかない」と言われ……
悩み抜いた結果、青年を抱いてしまう。
翌日、青年にビンタされた。その後に、ふたりがなぜこうなったのかを話し合うことに。
爛 梓豪《バク ズーハオ》は、師匠の命令で【|朱《あか》き魂石《こんせき》】というものを探していた。
全 紫釉《チュアン シユ》はある者たちに裏切られ、はめられて、氷漬けにされてしまった。そのときに赤子を巻きこんでしまったと語る。
ふたりは近くの村で赤子の世話を始めた。夜泣きは酷く、ふたりは寝不足になってしまったりもした。それでも放り出すことはなく、親元へ届けるまで、試行錯誤してでも育てようと誓う。
そんな彼らは村を出発した。けれど方向音痴の全 紫釉《チュアン シユ》のせいで目的地の反対方向を進んでしまう。途中にある茶屋で王都への道についての話を聞くことに。
そこで幽霊谷と呼ばれる、妖怪や霊が住む谷の話を耳にする。幼い子が治める國が滅んだことなど……
ふたりは、今はなき國について囁き合う。
その後、目的地へ向かうため、彼らは来た道を引き返していった。しばらく歩くと名前のない関所に到着する。
そこは昔から不幸に見回れた関所だった。名前をつける度に何かしらの不幸に合うため今では無関という、名無しの場所となっている。そこは数人の兵しかおらず、閑静な関所だった。
けれど関所の中へと入ったとき、全 紫釉《チュアン シユ》に異変が起きる。瞳は虚ろになり、銀色だった髪の一部が黒く染まっていったのだ。それだけでなく一本の木に触れた瞬間、関所の過去が暴かれていき……
同時に、ふたりの秘密の一端が暴かれていく。疑惑などが絡み、ふたりの関係はぎこちなくなってしまった。
そんな矢先、赤子に異変が起きる。
たくさんの謎を抱えたまはま、彼らは王都へと到着した。赤子について調べながら、互いの胸に秘めた疑惑を大きく膨らませていく。
そして、ここでも赤子に異変が生じた。
直後、幽霊谷の妖怪たちが攻めてくる。妖怪たちは何かを探すように王都へ攻め入り、町を破壊していった。
立ち向かう爛 梓豪《バク ズーハオ》たちだったが……隙をつかれた全 紫釉《チュアン シユ》が、赤子とともに妖怪たちに捕らわれてしまう。
その最中、ふたりの秘密が明かされていった。
全 紫釉《チュアン シユ》と爛 梓豪《バク ズーハオ》の意外な関係、そして赤子の謎。それからがすべて一本の線で繋がるとき、彼らは未来を掴む決意をする。
架空の古代中国を舞台にした、どこか不思議なふたりと赤子のドタバタ物語。
爛 梓豪《バク ズーハオ》の片思いは成就するのか。
不思議な美しさをもつ全 紫釉《チュアン シユ》は、彼をどう思っているのか。
そして赤子の正体とは。
國が背負う過去の出来事と今が絡み合う、ハッピーエンド確定の中華BLファンタジーです。