あらすじ
ソレイユ王国で暮らすイリス・ベルナール公爵令嬢はループしている。
一度目の人生では冷遇された王妃として、国王から裏切られた挙句に宮廷貴族からも見捨てられ、革命勢力の手に落ちて処刑された。
しかし処刑直前のイリスの心を救ったのは、「死神閣下(ムッシュ・ド・ラ・モール)」と異名を持つ美形の処刑人・グレゴリーだった。
恐ろしい噂とは裏腹に、繊細で優しい処刑人にイリスは死の間際の恋をした。
その後死んだイリスだが、気が付くと記憶を保持した状態で過去に遡っていた。
悲惨な未来を回避する為に行動するが、その言動が婚約者である王太子の不興を買って婚約破棄されてしまう。
さらに王太子はイリスに刑罰を言い渡した。
「貴様を『結婚刑』に処す! 貴様は首斬り処刑人グレゴリー・ギルマンの妻となるのだ!」
まさかの展開に喜ぶイリス。だがしかし、結婚当日になってグレゴリーから提案されたのは――。
「自分たちは仮面夫婦になりましょう」
これは繊細で優しい死神と死を乗り越えた少女の、恋と処刑とループを巡る風変りな夫婦物語。