あらすじ
姫野 靜香 ―― 彼女は俺のクラスのカーストトップ、いや、誰もが認める学年一の美少女だ。
腰まであるストレートの黒髪、黒曜石の瞳、桜の蕾のような小さな唇。容姿もスタイルもモデル並みで、文武両道に秀でた欠点らしい欠点がない、まさに(陳腐極まりない形容だが)神々しいまでの美少女である。
そんな彼女が昼休みにクラスのモブである俺の前の席にやってきて、何故か俺の机に彼女の弁当箱を広げるのだ。
もしかしたらそれをやっかんだのかクラスのイケメンに校舎裏に呼び出された。
「お前さあ、姫野に構って貰ってその気になってんじゃねえぞっ!」
「いつ、俺が構って貰ったって? …席が近かっただけだろ?」
「まあ良い…オレ、昨日姫野とヤッタからよ!」
「何をヤッた、って?」
「ばっ!? …あ、アレに決まってんだろ!」
「あれ?」
「だ、だから…せ、セックス、に決まってんだろ!」
少し、俺は動揺したかも知れない。被せるようにイケメンは言った。
「は、初めてだった、ぜ!」