あらすじ

転生者が歴史上のあちこちに現れていたらどうなると思う? 「君たちに転生のチャンスを与えよう」  そう言って人の良さそうな笑顔を見せた邪神は、大勢の地球人に様々な能力を与え、地球とよく似た歴史を辿る予定の星へと彼らを転生させた。  ただし邪神なので、彼らの望みを叶えさせる気はさらさらなかった。  現代チートを願った者は原始時代へと転生させ、  たくさんの女の子との暮らしを願った者は無人島に流れ着いて帰れずにいる夫婦の子供として転生させ、  穏やかな暮らしを願った者は、全土で戦火が巻き起こる激動の時代へと転生させる。  そうして望みと違う現実に押し潰される元地球人たちを見て楽しむ。それが邪神の娯楽だった。  ただし転生者の中には逆境に負けない者もいた。  そういった者たちは転生した際に貰った能力を使い、様々な手段で思い通りにいかない現実を引っくり返し、その星の歴史上にも物理的な意味でも多大な影響を与えていった。  様々な転生者が様々な時代でチート能力を振るい、もはや地球の歴史なんて面影もなくなった頃、新たな転生者がある土地に生まれ落ちた。  その少女は邪神の操る運命により、生後六日で前人未踏の山岳地帯の真ん中に、持ち物:産着。以上! という状態で捨て置かれることになる。  ――これは少女が自分の中にいるもう一人と二人三脚で生き延びて、やがて転生者の爪痕があちこちに残る世界を素材集めついでに見て回り、彼らの遺産に触れていく物語。

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カクヨム
カクヨム2020/01/21
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